Sonyの新BDレコーダーの発表をみてがっかりした話(2016年発表分)

例年であれば10月か11月の年末商戦前に発表されるSony BDレコーダーの新製品。

今年は変則的で発表されず半年ずれ込んで昨日発表されました。

公式サイトのプレスリリースと関連記事は以下に

一見すると従来からのUIであるXMBを捨てて新たなUIを採用し正統な進化を遂げたように見えます。

ぱっと見たときは「うちにあるBDZ-ET1000とBDZ-ET2200買い換えるか・・!」とか思ったんですが比較表を見てその気は全くなくなりました。

それぞれまとめてみたのでじっくりと見ていきましょう。

良くなったところ

まずはプレスリリースからです。
見出しだけ抜粋すると以下の通りです。

  1. 一新したユーザーインターフェースによる各機能の進化
  2. 4Kブラビアと連携して高画質を実現する「4Kブラビアモード」を新搭載
  3. 「Video & TV SideView」によるスマートフォン連携の強化
  4. 全機種にWi-Fi機能を標準搭載

ほうほう、冒頭に書いたXMBに変わる新しいUIが採用され4Kに対応、
スマホアプリ連携が強化され全機種Wi-Fiが搭載されましたと。

なんかふわっとしてますね。

従来から高級機種にはWi−Fi積んでますし。

各ニュース記事でとりあげられている改善された機能を列挙してみましょう

  • 内蔵、外付けHDD共に1万タイトルの管理が可能になった
  • 最高圧縮モードであるEER(約16倍)モードが追加
  • USB3.0対応で外付けHDDにも多番組同時録画が可能に
  • 外付けの対応HDD容量が6TBにアップ
  • 2ストリームの同時配信が可能に(一定の条件の下)
  • 4Kアップコンバート機能の強化(録画番組、リアルタイム放送の双方に対応)

なんかよさげに見えますね。

UIについてはXMBで別に使いにくいと思ったことないので特に気になりません。
何よりの改善点は内蔵、外付けHDDでともに1万タイトル(合計2万タイトル)まで管理できるようになった点です。

僕は基本的に毎クールのアニメをSRモードで全録してますが、従来の機種では30分番組だけ録画しまくってると1クールぎりぎり持つか持たないかのレベルで番組数が増えます。

内蔵は最大でも2TBなのでBDに焼くまでは外付けに逃がしたりするんですがどっちみち管理できるタイトル数に引っかかって容量は400GB以上余ってるのに移動できないみたいな事態が良く発生していました。

それがほぼ解消されたことになります。特に最低画質で録画していっぱい保存しておく人なんかは嬉しいと思います。

また、従来機種では外付けHDDに直接録画したくしても1ストリーム分しか対応していなかったので3チューナーモデルでは内蔵でまとめて録画してまとめてムーブするというのをよくやってました。

ムーブしてる間は編集できないのでこの辺も大きいです。

4Kテレビも普及してきて各社アップコンバート周りが強化されてきてるので
この辺もうれしい気がします。

最高圧縮モードはあんまり興味ないです。
以前実験してSRより下回ると大きく画質が下がることを認識できたので
それ以来SRより小さいモードは使わないことにしてるからです。

それでも使っている人は比較するとおおよそ800時間分くらいは保存できる時間が延びたので嬉しいんじゃないでしょうか。

まぁ良くなったところとしてはこんな所ですかね。

ただ、上のページを見るとマルチタスク性能の紹介部分に小さく

「3番組のうちひとつは、録画終了後に自動作成します」

という表記があるのでBDZ-ET2200からの改悪点であるトランスコーダーが2本という制限は残っている気がします。残念ですね。

あとめんどくさい状態によって動作が変わる物が増えました

y_BDZ-ZT2000_playtable

リアルタイムトランスコーダーの数が少ないのをカバーするにはこういうのが必要になりますよねそりゃ・・

正直ワイヤレスおでかけが2ストリームとかなくても全然いい人多い気がします・・・

地味に Disc -> USB HDD ができるようになったのは嬉しいかもしれません。

悪くなった・削られたところ

さてさて、ここまでは良くなったところを紹介しました。
一見すると飛びつきそうになるんですが、旧機種との比較表ページをみてその気は無くなったので紹介します。

  1. カメラとの連携・フォト機能の削除
  2. 予約番組数制限がきつくなった(現行: 130番組/1ヶ月 -> 新:130番組/2ヶ月)
  3. My!番組表の廃止
  4. 音声付き1.5倍早見再生の廃止
  5. 高画質回路CREASやSuper Bit Mapping for Videoの廃止(おそらく超解像 for 4Kが後継機能だと思われる)
  6. いくつかのリマスター機能の廃止
  7. 画質調整機能の項目削減
  8. ハーモニックイコライザーやバーチャルサラウンドの廃止
  9. DR録画時のドルビーデジタル音声記録の廃止
  10. タイトル分割/結合機能の廃止
  11. おでかけ転送(PSP/Walkman/携帯電話)機能の廃止
  12. VHSダビング機能の廃止
  13. デジタル音声出力の廃止

個人的に大きそうな所をピックアップしてみました。
かなり多いですね。

大打撃な物に絞ると

  1. My!番組表の廃止
  2. 音声付き1.5倍早見再生の廃止
  3. タイトル分割/結合機能の廃止
  4. おでかけ転送(PSP/Walkman/携帯電話)機能の廃止
  5. デジタル音声出力の廃止

でしょうか。

順番に行きます。

1つめ。まぁUI刷新したので代わりとなる物があればいいなぁと言う感じです。
My!番組表が使えると嬉しいのは新番組の時期に予約をがつがつ追加する際にみやすく絞られて出てくれるところなので。

2つめ。これはかなり大打撃です。
1クールあたりアニメだけでも30〜40番組、加えてBS/CSの番組、ニュース・バラエティ・ドラマとかまで結構雑食に見るので1倍速だと時間が足りなくなります。

「そんなに見てる方が悪いだろう」とか言われたらそれまでですけど
人生の中でも取り戻すことの出来ないかけがえのないものは時間です。
Sonyの場合は早見でも乱れや違和感が少なく聞き取りやすい早見再生が出来、
とても重宝していたのでなんで削られたのかが開発者の方に聞けるなら聞きたい物です。

3つめ。この機能が活躍するのはBS/CS契約してる人ですね。
例えばAT-Xなんかは毎週のようにアニメ1クールを一挙放送とか良くやります。
ここで、EPG上で1話ごとに番組枠が区切られていればいいですが区切られていないことも多く、6時間で1タイトルみたいになってしまうことがよくあります。
BDに焼いた後でも何話から見直したいとか指定する時にチャプターだけではとてつもなくめんどくさいので「CMカット -> タイトルを分割 -> BDへ焼く」というのをよくやります。これができなくなってしまうんです。
つらいところです。
4つめ。これもまたBS/CS関連ですね。
ワイヤレスお出かけ転送は確かに便利です。
リモートからの視聴も使えるようになってとても便利になりました。
地上波はいいです、ダビング10なので。
ワイヤレスお出かけ転送してマイナス1されてもあと9回ダビングできます。
さて、BS/CSはどうでしょう。
コピー制限は2006年当初の地デジなみに厳しく基本的にコピーワンス = つまりムーブしか出来ません。
今までであれば唯一PSPであればおかえり転送が使えました。
PSPにお出かけ転送しても、元のファイルさえ消さなければ再度BDへダビングとか出来たわけです。
ですが今回の機種はそれを切りました。
そしてワイヤレスオンリーにするぜとのことです。
持ち出しつつも保存したい人からすれば転送しちゃってBDへダビングできなくなるのはいやなので使わなくなるでしょう。

5つめ。まぁこれについてはなくてもいいですがあったら便利くらいなもんです。
分配器かましたりAVセンターつないでいろいろ取り回すときに使えるのでちょっと残念ぐらいですね。

まとめ

とりあえず眠い目こすりながら書いてるので文章めちゃめちゃかもですが、
新しい機種買いたくなくなった理由を書いてみました。

僕が望んでいた物としては

  1. 管理タイトル数の増加
  2. リアルタイムトランスコーダー数 = 搭載チューナー数に戻る
  3. 安定性の向上(特に番組数予約ランキングなどネット連携周り)
  4. 内蔵HDDの最大容量増加
  5. ダビング中でも編集できるようになる
  6. 4Kへの対応

といったところでした。

正直、BDZ-ET2200は定期的にSonyのクラウドサービスに向けて定期的に情報を送信する際応答がかなり悪くなったりたまに応答しなくなったり、BDZ-ET1000では発生していない録画番組のフレーム落ちなどが発生したりといくつか安定性で不安があるところが大きいです。

BS/CSと違って電波は安定しているから大丈夫だろうと思っていたらフレーム落ちが発生しているみたいなことがまれによくあるので中の人がご覧になってたら是非とも改善お願いしたいです。

UI改善とかは別になくても良かったのにいろいろと個人的に重要な機能が削られてしまって1年半期待して待っていたのにかなりがっかりさせられました。

以前書いた記事でも書いたことですが、
ここのところ、新製品が出るたびちょびっとの改善とたくさんの改悪が続いている状況です。

ちゃんと購入者が使う際のユースケースを考えて製品作りしてるのかとても怪しく思えてしょうがありません。

買った後で後悔しないためにも比較表や各記事をよく読んで情報を収集しましょう。

ではでは〜

 

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